「水道代が高くて困っている・・・」
「節約にチャレンジしても長続きしない・・・」
「お風呂でできるオススメな節約法を知りたい」
水道光熱費の高騰によって節約に取り組む人が増えていますが、成果を実感できていない人が多いのが実状です。
節約がうまくいかない人の多くは「効果が少ない節約法」や「継続しにくい節約法」をおこなっています。
私もさまざまな節約法を試しましたが、効果を得にくい場所で節約してもうまくいかないことに気づき効果が大きい方法に絞ることに成功しました。
そこで今回、水道光熱費の節約で一番効果を得やすい「お風呂での節約」について記事を作成しました。
- お風呂でできる効果の高い節約法が分かる!
- 継続的に節約できる方法が分かる!
- 節約を成功させるコツが分かる!
私も紹介する方法を実践して年間20,000円以上の節約ができています!
「水道光熱費が高くて困っている」・「効果の高い節約法を知りたい」このような人には役立つ内容なので、さいごまでお付き合いください。
とーや
節約ブロガー|中京圏在住|5人家族の主|
- 家庭での節約について発信中!
- 太陽光+蓄電池を導入!
- 水道光熱費は年8万円以上節約!
- 住宅ローンも最低金利で契約!
私は「節約が好き」な節約人間ではなく、毎月同じ生活なら少しでも得なほうが良い!という考えからさまざまな節約法に関心をもってチャレンジしています。
水道代・ガス代を削減したいならお風呂で節約しよう
お風呂は、家庭のなかでもっとも節約効果を得られる場所です。
トイレやキッチンよりもお風呂のほうが高い節約効果を得られます。
また、お風呂で節約すると水道代とガス代の2つの固定費が削減できるので効率的です。
お風呂が節約に向いている理由やオススメの節約法を解説していきます。
お風呂は節約効果が高い場所
家庭のなかで節約に取り組むならお風呂は最適な場所です。
お風呂が節約に向いている理由は下記のとおりです。
上記の理由で、お風呂は水道光熱費の節約に最適な場所なんです。
お風呂はもっとも水を利用する場所
家庭の中で一番水を使用する場所はお風呂です。(参考)東京都水道局
1位:お風呂(40%)
2位:トイレ(21%)
3位:炊事(18%)
4位:洗濯(15%)
5位:洗面・その他(6%)
使用量が多い場所で節約に取り組むか少ない場所で取り組むかによって得られる効果は全く違ってきます。
節約効果の比較【30m3/月】
30m3×40%×3割削減=3.6m3の節水(全体の12%)
30m3×6%×3割削減=0.54m3の節水(全体の1.8%)
同じ3割削減でも使用水量によって得られる節約効果が10倍違います。
効率的に節約するなら使用水量が多いお風呂で節約しましょう!
水道代とガス代の2つが削減できる
お風呂ではお湯を利用するため、使用水量を減らせば水道代とガス代の2つの固定費が削減できます。
お風呂以外で一石二鳥(水道代とガス代)で節約効果を得られる場所はありません。
また、水道料金は従量料金制で使えば使うだけ料金単価(1m3当り)が高くなります。
- 少量利用(月30m3使用)
-
185.9円/m3
- 大量使用(月50m3使用)
-
251.02円/m3
水道使用量を減らすことで料金単価も下がるため水道代全体がベースダウンします。
お風呂は水道光熱費の節約に最適な場所です。
毎日入るお風呂は節約に向いている
お風呂は毎日入るので得られる節約効果が大きくなります。
月に数回しか使わない場所で節約するより毎日使う場所で節約するほうが得られる効果が大きくなります。
また、世帯人数が多くなれば使用回数も増えるので節約効果も大きくなることが期待できます。
水道光熱費の節約ならお風呂がオススメです。
世帯人数によって水道代・ガス代は大きく違う
水道代やガス代は世帯人数によって大きく異なります。
水道やガスを使用する人数が多くなれば料金も比例して高くなるため。
一人暮らしは毎月5,193円の水道代・ガス代を支払っており、ファミリー世帯になると月11,500円と高額になります。
【一人暮らし】水道代・ガス代は5,193円/月
一人暮らしが、年間支払っている水道代・ガス代の合計は62,316円で、一ヶ月当りでは5,193円になります。
一人暮らしの水道光熱費
一人暮らし | 月額 | 年額 |
---|---|---|
電気料金 | 5,791円 | 69,492円 |
ガス料金 | 3,021円 | 36,252円 |
その他 | 702円 | 8,424円 |
上下水道料金 | 2,172円 | 26,064円 |
水道光熱費【合計】 | 11,686円 | 140,232円 |
水道料金は自治体によって金額差が大きいため、上記金額以上に支払っている人も多くいます。
また、ガス料金も都市ガスかプロパンガスかによって約2倍の金額差があります。※プロパンガスのほうが割高です。
【二人暮らし】 水道代・ガス代は8,609円/月
二人暮らしが、年間支払っている水道代・ガス代の合計は103,308円で、一ヶ月当りでは8,609円になります。
二人暮らしの水道光熱費
二人暮らし | 月額 | 年額 |
---|---|---|
電気料金 | 9,515円 | 114,180円 |
ガス料金 | 4,354円 | 52,248円 |
その他 | 1,334円 | 16,008円 |
上下水道料金 | 4,255円 | 51,060円 |
水道光熱費【合計】 | 19,459円 | 233,508円 |
一人暮らしに比べると、世帯人数が2人に増えたため水道代も2倍になっています。
【ファミリー(4人)】水道代・ガス代は11,500円/月
ファミリー世帯が、年間支払っている水道代・ガス代の合計は138,000円で、一ヶ月当りでは11,500円になります。
ファミリー世帯の水道光熱費
ファミリー | 月額 | 年額 |
---|---|---|
電気料金 | 11,788円 | 141,456円 |
ガス料金 | 5,202円 | 62,424円 |
その他 | 833円 | 9,996円 |
上下水道料金 | 6,298円 | 75,576円 |
水道光熱費【合計】 | 24,121円 | 289,452円 |
世帯人数が増えると水道光熱費は高くなるので家計の支出に占める割合が大きくなります。
【水道光熱費の節約】成功させる2つのコツ
節約を頑張っている人のなかには挫折してしまう人も少なくありません。特に、水道光熱費の節約は挫折する人が多いと感じます。
水道光熱費の節約を成功できるかは2つのコツを知っているかで大きく変わります。
- 効果を得やすい場所(方法)で節約!
- 継続しやすい節約法を選ぶ!
逆に上記とは反対のことを行ってしまうと成功する確率がとても小さくなります。
【成功のコツ】効果を得やすい場所(方法)で節約する
水道光熱費の節約は場所や方法によって得られる節約効果が大きく違います。
- 使用量が少ない場所で節約を頑張っても効果が少ない
- 間違った節約法を頑張っても得られる効果が少ない
水道光熱費の節約ならお風呂は一番節約しやすい場所です。しかし、節約法を間違うと頑張った分の効果が得られないので注意しましょう。
お風呂でオススメの節約法はのちほど紹介します。
【成功のコツ】継続しやすい節約法を選ぶ
水道光熱費の節約は継続しやすい方法を選びましょう。
どれだけ効果の高い節約法でも続けられなければ失敗です。
継続するためには住居環境や生活スタイルに溶け込む方法を選ぶことがオススメです。
たとえば、節水シャワーヘッドは今まで通りの使い方で使用水量を2割~6割減らすことができます。
節水グッズに限らず節約は継続できる方法を選ぶことで成功確率がぐんっとアップします。
お風呂のオススメ節約法
お風呂は高い節約効果を得られる場所ですが、間違った節約法を行ってしまうと効果を得ることが難しくなります。
ここから節約効果が得やすい6つの方法を紹介します。
すべての節約法を実践すれば年2万円以上の節約効果が得られます。
シャワーはマメにとめよう
通常のシャワーヘッドは1分間に12リットルのお湯がでます。12リットルのお湯に必要な水道光熱費は7円 (水道代3円+ガス代4円) です。
水道料金は地域によって大きく異なり、ガス料金は設定温度や都市ガスorプロパンガスによって大きく違うため参考の金額です。
入浴中は、シャワーは出しっぱなしにせず「まめにとめる」ように心掛けましょう。
たとえば、15分の入浴時間のうち洗髪やカラダを洗っている時はシャワーをとめるようにすると1日当り35円の節約効果があります。
15分シャワーを出しっぱなし:15×7円=105円
こまめにとめて10分シャワーを使う:10×7円=70円
世帯人数が多い家庭は、シャワーをこまめにとめるだけで大きな効果を得られるため日頃から意識して入浴しましょう。
節水シャワーヘッドに交換
シャワーヘッドを節水型に交換すると今までどおり使用しても水道代とガス代を節約できます。
節水シャワーヘッドは、出水量を2割~6割減らすことができるので水道代とガス代も2割~6割削減できます。
節水シャワーヘッドは2,000円~10,000円の商品が多く、取り替えるだけで長く使い続けられるため費用対効果が高い節約グッズです。
節水シャワーヘッド以外にも効果の高い節約グッズがあります。
節約グッズを使うことで日頃の意識がなくても自然と節約できます。詳しくは節水グッズをまとめた関連記事をご覧ください。
浴槽のお湯は少なめにしよう
標準的な浴槽にお湯をはるときは200リットルのお湯が必要ですが、節約を考えるならお湯を少なめにお湯をはるようにしましょう。
お湯を2割くらい減らしても心地よく入浴できるので大丈夫です。
お湯を2割減らしたとすると、1日当り23円の水道光熱費が節約できます。
毎日浴槽にお湯をはる家庭なら年間8,395円の節約です。
季節に合わせて入浴スタイルを変える
季節に合わせて入浴スタイルを変えると水道光熱費が節約できます。
世帯人数によりますが、夏場などはシャワー入浴でさっとすませたほうが水道光熱費が節約できます。
しかし、冬はシャワーだけではカラダが温まりにくく長湯になってしまうので、浴槽に浸かってカラダを温めたほうがシャワーの時間が短縮できてお得になります。
シャワー入浴とお風呂に浸かる入浴では、どちらかだけが優れているわけではなく、一長一短あるので季節などに合わせて変えることで節約できる可能性があります。
シャワー入浴とお風呂に浸かる入浴を徹底比較した記事で詳しく解説しています。
お風呂の残り湯を活用する
お風呂の残りはそのまま捨てずに他の用途に活用しましょう。
代表的な活用例として洗濯の洗浄水に活用できます。
お風呂の残り湯を洗濯に活用することで年間5,000円の節約効果があります。
しかし、残り湯を間違った方法で利用してしまうと衣類に悪臭が付いたり色移りするなどトラブルになる可能性があります。
お風呂の残り湯を利用した洗濯については詳細記事でわかりやすく解説しているのでそちらをご覧ください。
水がお湯になるまでバケツにためて有効利用
シャワーからお湯が出るまでの水はそのまま捨ててはいけません。バケツなどにためて有効活用できます。
シャワーの水がお湯にかわるまで1分とすると、12リットルの水がでていることになります。
1年間バケツにためて再利用すれば1,000円以上節約できます。
12ℓ×0.25円/ℓ×365日=1,095円
バケツにためた水は、洗濯機の洗浄水として利用したりさまざまな用途で利用できます。
【NG】オススメできない節水法
水道使用量が多いお風呂で節約に向いている場所ですが、お風呂ではやってはいけない節約法があります。
間違った方法で節約しても少ない成果しか得られません。
今回は、お風呂でやってはいけない節約法を一つ紹介します。
【NG】浴槽にペットボトルを沈める
かさ増しのために、浴槽にペットボトルを沈める節約法はオススメできない方法です。
ペットボトル節約法は毎日やれば年1,500円の節約効果が得られます。しかし、得られる節約効果以上に手間が発生します。
ペットボトル節約法の手間とは、「入浴後にペットボトルを取り出して水分を拭き取る」・「事前にペットボトルを温める」など大変です。
節約を成功させるためには継続しやすい方法を選ぶことが大切ですが、ペットボトル節約法は「継続しにくい」方法です。
ペットボトル節水法については関連記事で詳しく解説しているので失敗したくない人はご覧ください。
トイレやキッチンの節約もオススメ
家庭のなかで水道使用量が多い場所の2位がトイレで3位がキッチンです。
トイレとキッチンの合計使用量はお風呂の使用量とほぼ同じで、さらにいうと、お風呂・トイレ・キッチンの3つを合計すると家庭の約8割になります。
お風呂と合わせてトイレ・キッチンでも節約すれば効果アップです。
トイレのオススメ節約法
トイレは主に水道代がかかり、温水便座を設置している場合は電気代がかかります。
さまざまな節約法のなかから簡単にできて継続しやすい方法を紹介します。
- 大/小レバーを使い分ける
- 節水グッズを設置する
- 温水便座のコンセントを抜く
トイレを使用した後は「大/小レバー」を使い分けるようにしましょう。使用水量が2倍以上違うのでムダがないように意識しましょう。
また、トイレを節水タイプにすることがとても効果的です。
新築やリフォームなら節水型トイレを選ぶことをオススメしますが、現在のトイレに設置するだけで節水できるグッズもあります。
さらに、温水便座を使用している場合は、常時コンセントを抜くことをオススメします。
コンセントがささっていると待機電力が発生し電気代が増えてしまいます。
キッチンのオススメ節約法
キッチンでもさまざまな節約法があります。
- まめに水をとめる
- 油汚れは拭き取ってから洗う
- 節水シャワーヘッドに交換する
洗い物をしているときは、まめに水をとめるように心掛けましょう。意識するだけで2~3割減らせる人もいます。
また、油などが付着した食器やフライパンなどは拭き取ってから洗うようにするだけで時間が短縮され水道代も節約になります。
さらに、継続しやすい方法として節水シャワーヘッドを設置することもオススメです。シャワー水流なら洗い物が効率的になり時間短縮にもなります。
キッチンの節約法は、関連記事で詳しく解説しているので節約を頑張りたい人はご覧ください。
まとめ:お風呂の節水は組み合わせで節約しよう!
お風呂は家庭内でもっとも使用水量が多い場所なので、高い節約効果を得られます。
節約を成功させるコツは「継続できる方法を選ぶこと」なので節水グッズなどを利用して無理なく続けられるように工夫しましょう。
「どの節約グッズが効果があるのか分からない」という方はオススメの節水グッズをまとめた記事を参考にしてください。
また、固定費のなかには水道光熱費よりも節約効果が高いものがあります。
めんどくさがりなあなたでも効果がでやすい節約法があるので失敗したくない人は詳しく解説した記事をご覧ください。