「プロパンガスの値上げに悩んでいる・・・」
「ガス料金は一方的に値上げしていいの?」
「ガス料金の値上げは拒否したらどうなる?」
プロパンガスの値上げ通知がくると、どのように対処すればよいのか悩む人が多くいます。
ロシアのウクライナ侵攻など世界情勢の影響を受けエネルギー価格が値上がりを続けており、料金を値上げするプロパンガス会社が増えています。
ガスは生活に欠かすことができないインフラなので、プロパンガス料金が値上がりすると家計に大きな影響を与えます。

プロパンガス会社から値上げ通知がきたら簡単に納得してはいけません。
※賃貸住宅に住んでいる人は悲しいですが納得するしかありません・・・。
プロパンガスの値上げが続くなか、値上げ通知へ正しく対応できる方法をまとめた記事を作成しました。
「プロパンガスの値上げ通知がきた」・「ガス代が高くて困っている」このような人には有益な内容なので、さいごまでお付き合いください。
結論として、プロパンガスの値上げ通知がきたら「値上げに納得できない」ことを伝え、他のプロパンガス会社への乗り換えを検討しましょう!※持ち家の人に限ります。
プロパンガスは容易に値上げできる
電気や都市ガスなどの公共料金に比べ、プロパンガスは料金の値上げ頻度が高い特徴があります。
もちろん、すべてのプロパンガス会社が何度も値上げを繰り返しているわけではなく、あくまでもプロパンガスは「料金の頻繁な値上げを可能にしている仕組みがある」ということです。
プロパンガスの料金についてはガス会社によって大きく異なるので注意してください。
自由料金なので値上げしやすい
プロパンガスは自由料金制で、基本的にガス会社が自由に料金を設定できます。
ガス会社は営利企業なので利益を追求しており、コストが高い場合には価格に反映させ収益の改善を行います。
料金を自由に設定できるという点が間違っているわけではありません。
しかし、ガス会社のなかには料金制度を恣意的に利用し消費者に不利益を与える会社があることには注意しなくてはなりません。
公共料金(電気・都市ガス)はかんたんに値上げできない
プロパンガス料金に対して、電気や都市ガスなどの公共料金は自由に値上げできません。
たとえば、電力会社が電気料金を値上げしたい場合は経済産業省に申請します。
値上げ申請は簡単ではなく「企業努力の成果を報告し企業努力だけでは難しいので値上げが必要」などとさまざまな説明を行います。
実際に、H25年10月に中部電力の値上げ申請資料が経済産業省 資源エネルギー庁のサイトに公表されています。
電気や都市ガスに比べてプロパンガスは容易に値上げできる環境にあります。
プロパンガス料金は家庭によってちがう
プロパンガスの特徴として、同じガス会社でも家庭によってガス料金がちがいます。
電気や都市ガスは、家庭によって料金がちがうことはありません。※同じ会社と契約している場合
プロパンガスはトラックなどでボンベを運送する手間が発生するため、住宅地の家庭と山奥に1軒だけの家庭ではコストがちがうことは理解できます。
しかし、コスト差以上の料金差があることが多くプロパンガス業界の闇といえます。
悪質なプロパンガス会社もある
プロパンガス会社のなかには悪質なガス会社もあるので注意しましょう。
たとえば、最初は安いガス料金で契約を誘いどんどん値上げを繰り返すことがあります。
闇が深いプロパンガス料金ですが、すべてが違法ではなく倫理的な問題におさまることが多いです。
したがって、プロパンガスに対して消費者が正しい知識をもち損しないように対応していくことが大切です。
値上げ通知がきたらやること
値上げ頻度が多いプロパンガスですが、実際に値上げの通知が届いたときにやることを紹介します。
値上げ通知を黙って受け入れてしまうと損する可能性が高くなります。
もちろん、しかたがない値上げもあるので強硬になりすぎても良くありません。
まずは、下記を確認してみましょう。
値上げの内容を確認して対策を考えましょう。
プロパンガスの値上げ通知は必ず届く
プロパンガス料金の値上げ通知はガス会社から必ず届きます。
料金変更の通知は1ヶ月前までに書面で通知する。
料金の値上げ通知を行わないガス会社は法令に従わない業者と判断できます。
なお、消費者は書面以外の通知に承諾している場合は書面以外(Eメールなど)でも可能です。※口頭は不可
いつから値上げするのか?
プロパンガス会社からの値上げ通知をみて「いつから値上げされるのか」確認しましょう。
一般的には「1ヶ月後から料金改定します」という会社が多いと思います。
どの料金がいくら値上げされるのか?
どの料金がいくら値上げされるのか確認しましょう。
多くのプロパンガス料金は「基本料金」と「従量料金」の2つの料金で構成されています。
契約ごとに支払う料金で1契約あたり○○円と設定されています。
ガス使用量に応じて支払う料金で、0~10m3まで○○円などと設定されています。
値上げの要因によりますが、従量料金を値上げすることが多いです。
値上げの理由を調べる
値上げ通知より値上げする理由を確認しましょう。
多くの値上げ理由として、「原油価格の高騰」や「国際情勢の影響」などをあげています。
プロパンガス会社としてもスムーズに値上げしたいと考えているので、「自社の利益を確保するため」などとは説明しません。
周りの家庭は値上げされているのか?
値上げ通知以外に、周りの家庭もガス料金が値上げしているのか調べてみましょう。
ガス会社がちがっていても参考になるので確認できる範囲で調べましょう。
アパート・マンションなどの集合住宅は建物単位で料金改定するので参考になりませんので注意してください。
ベースのプロパンガス料金は適正か?
値上げ金額が妥当かの前に、契約しているガス料金が適正かも確認してみましょう。
そもそも、契約しているプロパンガス料金自体が周りと比べて高かったということもありえます。
ガス料金自体が高かった場合には、値上げの問題を超えた対応が必要です。
プロパンガスの値上げ通知は拒否できるか?
プロパンガス会社からの一方的な値上げ通知を拒否できるかは、賃貸住宅に住んでいるか?持ち家(戸建て)かによってちがいます。
持ち家(戸建て):対応できる
持ち家(マンション):簡単ではない
賃貸住宅:拒否できない
値上げ通知への対応方法は住居区分によって変わります。
賃貸住宅は拒否できない
賃貸住宅に住んでいる人は、プロパンガス会社からの値上げ通知を拒否できません。
賃貸住宅の場合、ガス会社と交渉できるのはオーナーで借主には交渉する権利がないからです。
もちろん、オーナーに「ガス料金を値上げしないよう」に頼むことはできますが効果はないでしょう。
極論ですが、プロパンガス料金の値上げに納得できないなら賃貸物件から引っ越すしかありません。
持ち家(戸建住宅)は拒否できる
一方、戸建の持ち家に住んでいる人はプロパンガス料金の値上げ通知に拒否できます。
しかし、完全な値上げ拒否は難しいと考えましょう。
持ち家(戸建住宅)に住んでいる場合、ガス会社との交渉などは自由に行えるのでさまざまな方法で値上げを回避できます。※詳しくは後述
マンションは簡単ではない
持ち家でもマンションの場合は、状況が異なります。
マンションでは、個々の世帯がガス会社と交渉できず管理組合が代表して行うことが一般的です。
個人は納得できなくても、全体として納得してしまうとガス会社との交渉はうまくいきません。
マンションでの値上げ通知への拒否は不可能ではないが難しいと考えましょう。
プロパンガスの値上げを拒否する方法
持ち家(戸建住宅)ならプロパンガス料金の値上げ通知を拒否できます。
しかし、「まったく値上げに応じない」ということはむずかしいと考えましょう。
大切なことは、不当な値上げに対して納得できないと意志をしめすことです。
賃貸住宅は値上げに対して拒否できません。※交渉する権利がない
値上げを撤回する可能性は低い
プロパンガス会社としては「ガス料金の値上げは決定事項」なので拒否されたとしても撤回する可能性はとても低いです。
あくまでも「値上げして良いですか?」ではなく「値上げしますのでお伝えします」という立場です。
決定事項だとしても、「はい、わかりました」と簡単に納得してはいけません。
値上げに納得できないことを伝える
値上げを撤回する可能性が低くても「ガス料金値上げに納得できない」意志を示しておくことは重要です。
ガス会社の立場としても「すんなり受け入れた家庭」より「グチグチ言われた家庭」へは、今後の値上げがしにくいという気持ちになります。

トラブルになる言い方には注意して納得できないことを伝えましょう。
ガス会社を乗り換えると伝えてみる
「プロパンガス料金を値上げするならちがうガス会社に乗り換える」と伝えてみましょう。
ガス会社によっては値上げ幅を小さくして歩み寄ってくれることもあります。
値上げの理由によりますが、他のガス会社に乗り換えられるくらいなら少し譲歩してくれる可能性はあります。
いろいろなことを伝えても値上げするというならプロパンガス会社の乗り換えを検討しましょう。
他のプロパンガス会社に乗り換える
プロパンガス料金の値上げに対して拒否する態度は示せてもガス料金は値上げされます。
値上げされるのであれば、この機会に他のプロパンガス会社への乗り換えを検討しましょう。
いまより料金が安いプロパンガス会社へ乗り換えれば、ガス代が削減でき間接的に値上げ通知に拒否できたともいえます。
また、いまのガス料金が周りと比べて高い可能性もあるので一度他のガス会社に確認してみることをオススメします。
しかし、プロパンガス会社を乗り換えるためには手間や時間がかかります。
プロパンガス会社を乗り換える方法
プロパンガス会社は自由に乗り換えることができます。
ガス会社によって料金は大きくちがい、悪質な会社と契約していると一般的なガス料金の2倍以上支払っている可能性もあります。
乗り換える流れは単純ですが、ガス会社の比較検討に手間と時間がかかってしまいます。
ガス会社を乗り換える手順と乗り換えによって発生するデメリット、そしてデメリットの解消法を解説していきます。
複数のガス会社から見積りをとる
まず、ガス会社を乗り換えるためには複数のガス会社から見積りをとります。
ガス会社のホームページや店頭に参考料金は掲載されていますが、家庭によってプロパンガス料金はちがいます。
あなたが契約した場合の料金を提示してもらい、複数社で比較してください。
1社や2社ではなくできるかぎり多くのガス会社から見積りをとりましょう。
ガス会社のサービスを比較する
ガス料金以外にも、ガス会社のサービス内容を比較しましょう。
たとえば、ガスのトラブル時にどのくらいの時間で対応してくれるのか?トラブル対応の料金は必要か?など確認しましょう。
サービス内容はガス会社によって大きくちがうので事前にしっかりと確認しておきましょう。
プロパンガス会社乗り換えのデメリット
プロパンガス会社を乗り換えることでガス代が削減できるメリットがありますが、逆に乗り換えによるデメリットもあります。
複数のガス会社から見積りを取得したり料金やサービスを比較することはとても大変です。
しかし、プロパンガス料金を安くするためにはできるかぎり多くのガス会社を比較することが大切です。
また、ガス会社が安心できる会社なのか見極めるための知識も必要です。
相手は経験豊富なプロなので、にわか知識では上手くかわされてしまいます。
見極めをしっかりできないと契約後に値上げされてしまい、同じ繰り返しになってしまいます。
プロパンガス会社の乗り換えを成功させるためには、デメリットに気を付けてガス会社を選ぶようにしましょう。
とはいっても、忙しくて時間もないのにそんな大変なことできないと思うと思います。

プロパンガス会社の乗り換えはプロに相談してチカラを借りましょう。
プロに相談してガス会社を乗り換える
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エネピのメリットや口コミは詳しい記事で解説していているのでご覧ください。
>>エネピのメリット・デメリットを徹底解説!しつこい・怪しいの口コミ・評判は大丈夫?
まとめ:持ち家(戸建)はプロパンガスの値上げ通知を拒否できる

持ち家(戸建住宅)ならプロパンガスの値上げ通知に対応できますが、賃貸住宅などは交渉する権利がありません。
持ち家(戸建住宅)の人は、プロパンガス会社の値上げにすんなり納得せずに拒否したほうがお得になる可能性が高いです。
拒否する方法はいくつもありますが、プロパンガス会社を乗り換えるを検討することをオススメします。
しかし、プロパンガス会社の乗り換えは手間と時間がかかり挫折してしまう人もいます。
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